憂いにひだまり


わたしたちはキスを繰り返し、優木くんはそっとわたしのバスローブの紐を解いた。

そして唇が離れると、吐息が漏れ、鼻が触れる距離で見つめ合う。

それから今度はわたしが優木くんのバスローブの紐を解き、お互い裸になると、再び唇を重ねた。

わたしはキスをしながら、そっと優木くんの太腿に手を触れ、そこからゆっくりと手を移動させると優木くんの大事な部分に辿り着き、手のひら、指先を使って、優木くんの"秘密"が克服できるよう頑張った。

「あぁっ、、、」

すると、キスの途中で優木くんが声を漏らす。

「気持ちいい。」
「本当?」
「うん。だって、ほら、、、ムスコが喜んでる。」

優木くんはそう言うと、視線を下に落とした。

優木くんの"ムスコ"は元気に反り勃ち、上を向いていた。

それを見た優木くんは涙目になりながら「こんな風になったのなんて、、、何年ぶりだろ。」と嬉しそうに微笑んだ。

「ありがとう、春束。」

そう言って、優木くんはわたしを抱き締める。

わたしも優木くんの背中に腕を回し抱き締め返す。

良かった、、、
優木くんがずっと悩み続けてきた事を改善するお手伝いが出来た。

すると、わたしも自然と涙が溢れてきて「良かった。」と囁いたのだった。