ソファーへ向かって歩き出したとき、腕を掴まれた。


「お前、寝るんじゃなかったのかよ」


『え?はい。なのでソファーへ』


「じゃあこっちだろ」


グッと引っ張られ進行方向を変えられた。

向かう先はこの前目覚めたベッド。


『あの、一緒に寝るって事ですか…!?』

「なんだよ、お化け怖いんだろ」


……そうだった。
すでに2時を回りお化けが出る時間。


『……ヨロシクオネガイシマス』