「今日は先に風呂入ってこい」
『……え?』
帰って早々レンさんに言われた。
その瞬間いつも倉庫の前にいる派手なお姉様のセリフが脳裏をよぎる。
「レンさんに抱かれたい」
「レンさんになら無理やりにでも……」
ま、まさか……やっぱり、それってつまり……。
経験が少ないわたしでもそれくらい分かる。
何も無くレンさんの家に呼ばれる訳ないよね……。
星宮笑舞、覚悟を決めるんだ……!
「お前、何考えてんの」
『……な、なにって、お、お風呂に入ろうかなぁと……』
「フッ…早くしろよ、お化け出るんだろ?」
「……へ?」
