【完】オキナグサに愛を込めて



「帰るぞ」


いつの間にか隣に来ていたレンさんはそう告げるとすでにドアへと足を進めていた。


『レンさん!待ってください!』


小走りで追いつきレンさんを止める。

『あの、シホは?』

「カケルが送るだろ」


そう言われてシホに視線を向けると、


「あ!エマ帰るの?また明日ねー!」


そう言うとすぐにイチジョウさんとの会話に戻って行った。

さっきまでシホはイチジョウさんと2人で話してたはずなのに、アキトさんともユウキさんともすっかり仲良くなっちゃって一緒になって話していた。


『シホまた明日!皆さんお邪魔しました!』


そう告げ倉庫を後にした……。