「好きにしろ、来たい時に来ればいい」
夢見心地で実は今日が最後なんじゃないかと思ってたから、レンさんから直接言って貰えたことに嬉しさが溢れて、
『ありがとうございます!』
笑顔いっぱいで返すと、あぁと返事をしたレンさんはすぐに目線を携帯に戻した。
「わたし、イチジョウさんに会いに来てました!」
ちゃっかりイチジョウさんの隣の席に座っているシホは大胆にも気持ちを伝えていた。
「えー嬉しいなぁ。ありがとう」
ニコニコのイチジョウさんにシホも嬉しそう。
「シホちゃんはエマちゃんといつから仲良いの?」
「中学からです!」
「そうなんだ。本当に仲がいいんだね」
シホが嬉しそうでわたしも嬉しくなる。
それから、殆ど話してたのはアキトさんだけど、最近の喧嘩エピソードや学校がだるいって話なんかを沢山聞かせてもらった。
沢山話しすぎて2時間は経った頃───。
