「お化けが怖いんだから知らなくていいよな」 …レンさんの爆弾発言。 「…へ?エマちゃんお化け怖いの?」 アキトさんが憐れむような目でこちらを見てくる。 『ちょ、ちょっとレンさん!言わないでくださいよ!』 焦るわたしに、 「お化けが怖いなんて本当にエマちゃんは可愛いなあ」 なんて、アキトさんが言ってる。 満足したのかレンさんはフッと笑ってもう興味が無くなったのか携帯に視線を落とした。 「レンのやつ…」 小声で呟いたユウキさんの言葉はわたしには届かなかった。