【完】オキナグサに愛を込めて



『昨日赤髪くんが呼びに来て倉庫に行ったら黒龍の幹部が勢揃いだったの』


『それから1時間くらい話して、レンさんの家に向かったってわけ』


「ちょ、ちょっと待って。話が飛躍しすぎてて理解できないんだけど…」


それもそうだよね。わたしも昨日はずっとよく分からなかったよ…。


「まず、確認なんだけど幹部のみんなが揃って待ってたの?」


『…そうだよ?凄く温かく迎えてくれて驚いちゃった』


倉庫に呼ばれるってこういう感じなんだね〜なんてヘラヘラしてるわたしに、


「わたし聞いたことないよ。幹部メンバーが揃って待ってるなんて」


『え?でも昨日はそうだったから…』