【完】オキナグサに愛を込めて



「…悪かったって」


朝ごはんを食べながら不機嫌なわたしに謝るレンさん。


「また抱き締めやるってのは嘘じゃないからな」


そう続けるレンさんに…。


『あの、わたしたちに“また”があるんですか?』


「あ?」


『だって、他にも綺麗な人も沢山いますから…』


そう言って自分でも悲しくなる。
この時間ももう終わりだ。


「お前本気で言ってんのか?」


『え?だってお気に入りの子は他にもいるじゃないんですか?』


はぁとため息を吐いて。

「2週間後」


『え?』