それからわたし達は夜ご飯を食べ、お風呂をすませて再びベッドへ戻ってきた。
時刻は1:50……。
今日もわたしはレンさんの腕に包まれて夢の世界へ。
好きな人と心も身体も結ばれた今日はきっと忘れられない日になる。
───……“オキナグサ”
その花言葉は告げられぬ恋。
こんなにも近くてこんなにも遠い
近くにいる、それだけでよかったのに……。
告げてはいけないと思っていた想いは
一輪の花からいつしか大きな花束になっていた。
あの時、出会わなければこの幸せを感じることは無かったのかな。
あの時、気持ちを伝えなければこの腕で眠る日はもう来なかったのかもしれない。
『レンさん、見つけてくれてありがとう』
隣で寝息を立てるレンさんの唇へ優しく口付けると少し擽ったそうなレンさん。
この日々がずっと続きますように。
───オキナグサに愛を込めて、花束を君へ。
END.
