「何も考えんな、力抜け」 そう言うと感じたことの無い痛みがわたしを襲った。 『……い、たっ……』 痛みに枕を掴む手に力を込めた。 「エマ捕まれ」 それに気付いたレンさんに言われるがままわたしはレンさんの首へ両手を回した。 それからレンさんが優しくキスを落としたと同時にまた痛みが襲ってきた。 レンさんの動きに合わせて襲ってきた痛みは次第に感じなくなり、 『……あっ……っ……』 声が漏れるようになってしまった。