レンさんがわたしの足を開かせようと手がかかった時、反射的に手で隠そうとしてしまったけどその時に気付いた。
わたしは既に下着をつけてなくて、さっきのレンさんの言葉はそういう事だったんだって……。
「エマ」
不思議だ……。
今のレンさんの言葉には素直に従ってしまう。
手を退け、レンさんに全て任せようと心を決めた。
それでも恥ずかしくて近くにあった枕で顔を隠した。
……それすらもレンさんによって退かされたけど。
『………レンさん……』
「大丈夫だ」
わたしの不安な気持ちが伝わったのかレンさんは優しく声を掛けてくれた。
