レンさんの腕の中は温かくて眠気さえ覚えてしまう。 今までの関係は不安定で、気持ちを確認することが怖くて曖昧なままにしてきた。 ……きっと曖昧にしてたのはわたしだけで、レンさんはわたしに伝えてくれてたんだと思う。 わたしはそれに気付かないどころか、レンさんの気持ちとは逆に考えてしまってこんなに関係が拗れてしまった。 色々あったけどわたしは今レンさんの胸の中……。 『レンさん』