「あいつ、1回しか倉庫に入った事ないのにやけにレンの女を気取っててさ…。まぁ、レンが悪いんだけどね。」
その日限りの関係を持つレンの日頃の行いのせいだと言うユウキさんに、レンさんには悪いけど同意だ……。
マイカさんに言われた言葉でわたしは1度レンさんを諦める事を決めた。
そのおかげでレンさんと向き合えたとも言えるけど…。
「俺から見たら2人の気持ちは同じだった。それなのに不安なエマちゃんを見てたらついレンの気持ち分からないの?って言っちゃったんだよね……」
「……それは、わたしも言ったことあります。レンさんとエマは同じ気持ちだから、伝えた方がいいって。そしたらエマ泣いちゃって……」
わたしの気持ちはこんなにもみんなにバレていて、レンさんの気持ちはみんなに分かるくらい分かりやすかったんだ……。
