部屋の入口にいたはずだったのに気付けばベッドの側まで来ていた。
レンさんは慣れた手つきでわたしをベッドへ寝かせる。
『……ちょっとまって…ください……』
「あ?」
すごく不満そうなレンさん。
「2週間もエマに触れてねぇ」
それから角度を変えてキスが降ってくる。
この先に何があるのか、分かるようで分からない……。
『レンさん……まって……』
「待たねぇ」
レンさんはわたしの言葉を無視して首からどんどん下へ降りながらキスしていた。
優しく触れるだけのキスが擽ったくて、
『……あっ……』
時々変な声が出る。
自分の声にびっくりして自分の腕て口を塞ぐ。
「エマ、手どけろ」
『……やぁ……っ』
自分じゃないみたい。
レンさんは止まることなくついに制服のシャツのボタンに手をかけた。
