【完】オキナグサに愛を込めて



『ちゃんと聞いてください!ヒロくんはわたしのお兄ちゃんなんです!だから付き合ってるとか、レンさんを捨てたとか言われてますけどそんなこと無くて……!』

「は?兄貴?」

『はい』

混乱するレンさんの目をわたしは真っ直ぐ見つめる。

『お前はホシミヤのとこに行きたくて泣いてたんじゃねぇのか?』

『それは……レンさんの気持ちが分からなくて…胸が苦しくなったからで……』

「は?」

『レンさんこそ、マイカさんと随分仲がいいみたいですね!』

「あ?誰だそれ」

本気で分からないと言いたげなレンさん。
もしかして……

『3年生のマイカさんですよ、レンさんの部屋に入ったことあるって言ってましたけど……』

「誰だかわかんねぇよ」