『.......っ』 思わず息を飲む。 少しズレた腕から覗く顔がとても綺麗で……。 もう少しだけ。 すぐに部屋を出よう。 この幸せな時間はもう終わり。 そう思いながらもやっと会えたレンさんの傍を離れられないでいた。 ダメだダメだと首を降って、もう一度レンさんの姿を見たら教室を出ようと決め、レンさんの方を見るとなんと、目が開いてる...。 時が止まったような感覚で動けなくなってしまった。