それからお風呂に入って歯を磨いて



……レンさんに抱きしめられて眠る。


そんな流れにもう疑問を持つことなく 、すでにレンさんとベッドの中。


『レンさん、お誕生日おめでとうございます』

時刻は23:56。
誕生日を知ったのが遅かったから残りの時間は目一杯お祝いしたい。

「ありがとな」

優しく微笑むレンさん。

『やっぱりなにか誕生日プレゼント渡したいです!欲しいもの無いですか?』

プレゼントを準備出来なかったことだけが気がかりで…。


「俺はエマが居てくれたらそれでいいよ」

わたしの頭を撫でながらそんな事を呟く。

『わたしはずっと居ますよ。』

「ならいいじゃねぇか、それだけで」




…レンさん、その言葉真に受けていいのでしょうか。



それからレンさんが頭を撫でてくれるのがやけに心地よくわたしは眠りについた。