『レンさん、どうしたんですか?』 「倉庫に戻る」 『どうして…?』 「あいつらはこのままあと1時間は戻らねえ」 あいつらとは黒龍、白龍、青龍の皆さん。 レンさんを祝うこの走りはいつになく盛大で、レンさんの近くに居すぎて忘れてたけど、レンさんはこの中のトップであると痛感した。 倉庫に戻るとわたしを車に残したレンさんはまだバイクに跨ったままのユウキさんと少し話をして戻ってきた。 「帰るぞ」 そう告げると車は走り出した。