「エマちゃんは明日の走り来るんだよね?」
当然くるよね?と言いたげなアキトさん。
明日はレンさんとの約束の10月14日。
もちろん、しっかりと予定は開けてある。
『はい、もちろんです!』
「12時」
『……え?』
「12時に迎えに行く」
そう言ったのは隣に座るレンさん……。
迎えに行くって……?
てっきりその日はまた走りの後に倉庫に呼ばれるんだと思ってた。
『走りって夜じゃないんですか?』
「そうだよ、明日は色んな人たちが来るから早くから集まるんだ」
すでに興味無さそうに携帯に目線を戻したレンさんに変わってアキトさんが教えてくれた。
