【完】オキナグサに愛を込めて



「あー!エマちゃん!さっきのどういう事!?」


教室に戻ってすぐリンちゃんが詰め寄ってきた。

……が、それと同時に授業の始まるを知らせるチャイムがなった。


「アハハハ……授業始まっちゃうね」


下手に誤魔化したわたしはすぐさま自分の席へと進む。


「え!ちょっとエマちゃん……!」

リンちゃんの声を背中で受止め席に着いた。

ごめんね……リンちゃん。聞かれてもなんて説明していいのか……。
それにわたしも頭が追いついてない。


リンちゃんも席に戻ってくれたみたいで良かった……。


今日はすぐ家に帰ろう。
そう決意を固め帰りのHRが終わるとシホと一緒に教室を飛び出し家に帰った。