まって、後輩くん

予想外の事が起こって慌てはしたものの、1日咲希と話す事ができてすっきりした。





咲希は何も否定する事なく、寄り添ってくれてなんていい友達なんだと再確認した。







そんなこんなで少し気持ちが軽くなったものの、今から私はバイトに行かないといけない。





振られたてでバイトはキツいけれど、バイト先の雰囲気は大好きなのでまっすぐ足を運んだ。



落ち着いた照明に木目調のインテリア、そして窓際の観葉植物たち。暖かく包まれている気分になれる素敵なカフェだ。




「結城さん。今日新しい子が入ってくるから、ちょっと仕事内容とか教えてあげてもらってもいいかしら?」


シフトに入るやいなや店長にそう声をかけられる。





新人教育なんて初めてだし教えるのもあんまり得意じゃ無いんだけど……。でもやるしかないかぁ……。





そう心を決めて振り返った瞬間——






「こんにちは。今日からバイトすることになった……あれ、先輩??」