まって、後輩くん

「さみ…しかった……」



絞り出した声は震えていて本当に泣く前の子供みたい。
恥ずかしい。



でもそんな私を見て夏目くんは穏やかに笑った。




「ごめんなさい。先輩が嫌だったら悪いなと思ってなかなか誘えなかっただけです。これからはちゃんと誘うし連絡します」




そう私をなだめるような彼の顔は
街灯の灯りと重なって 

私の心に張り付いた。