そして、夜が深まるにつれ、屋台通りの先で花火大会が始まった。
人混みから少し離れた空き地で、ふたりで立ち止まり、夜空を見上げる。
花火が、ぱん、と大きな音を立てて咲いた。
「綺麗……」
どんな顔で見てるんだろうって夏目くんの方を向くと、夏目くんは真っ直ぐ私の目を見つめていた。
「俺、あのときからずっと気持ち変わってませんから」
「……うん」
「だからって、焦らせる気はないです。でも、今日みたいに時間くれるの、嬉しいです」
胸の奥が、じんわり熱くなった。時間をもらったのはむしろ私の方なのに。
言葉ひとつ一つに彼の優しさが詰まってる。
「夏目くん……ありがとう」
返事はまだできない。でも、心はちゃんと動いている。
この人のことを、もっと知りたいって思ってる。
そばにいたいってそう思ってる。
花火の音の中、ふたりの間に静かな余韻が流れた。
人混みから少し離れた空き地で、ふたりで立ち止まり、夜空を見上げる。
花火が、ぱん、と大きな音を立てて咲いた。
「綺麗……」
どんな顔で見てるんだろうって夏目くんの方を向くと、夏目くんは真っ直ぐ私の目を見つめていた。
「俺、あのときからずっと気持ち変わってませんから」
「……うん」
「だからって、焦らせる気はないです。でも、今日みたいに時間くれるの、嬉しいです」
胸の奥が、じんわり熱くなった。時間をもらったのはむしろ私の方なのに。
言葉ひとつ一つに彼の優しさが詰まってる。
「夏目くん……ありがとう」
返事はまだできない。でも、心はちゃんと動いている。
この人のことを、もっと知りたいって思ってる。
そばにいたいってそう思ってる。
花火の音の中、ふたりの間に静かな余韻が流れた。
