まって、後輩くん

その後は何事もなく体育祭を楽しんだ。




そして——運命の借り物競争。





借り物競走では色んなお題があるけど、1枚だけ『好きな人』って爆弾カードが混ざっている。




もはやみんなそれが楽しみで参加するんだろうな。

この借り物競争は自由参加。

だからきっと、好きな人がいる人か、単純にノリで参加する人の二択なんだと思う。


今年も人気だなぁ。そう思いながら入場ゲートを見るとそこには夏目くんの姿が見えた。



え……。



なんで……。



そうだよね、あんなにかっこいいんだもん。好きな人くらいいてもおかしくない。


きっと私のことは面白半分でからかってたんだ……。



そのお題を引く確率は低いけど、もし引いて違う女の子と……って考えると見てられなくてその場を離れることにした。