遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる


「ん……詩織?」

「うん、ごめん、寝てた?」

「あぁ、寝てたみたいだ……今日は早かったなあ、ふう」

「かけなおそうか?」

「いや、そうすると詩織が寝ちまう」

「確かに!」

「ハハッ、大丈夫、目が覚めた」

「うん、あのね、慶太くんはいつ向こうに?」

「あー、急だけど明日の便がとれたら帰って、8月下旬から9月いっぱい日本にとさっき話してたんだよ、雑誌の取材とか入るらしくてさ、まだ言えないお仕事もいただいててさ」

「そっかー、じゃあ私も9月にしようかな」

「夏休み?」

「うん、大会終わってならもしかして連休取らせてもらえるかなって」


今までは1週間ある夏休みを練習もあるからバラバラと散らして休みを取っていた詩織なのだが、怜奈に言われたように完全オフの日も作らなきゃと考えたのだ。

体のメンテナンスも必要だ。

「連休ってどれくらい取れんの?」

「んー、去年怜奈は3日取って名古屋に行ったからそれくらいはいいんじゃないかな」

「じゃあ、大会終わってから東北の俺の実家に行く?」

「あー、母校も行きたいよね」

「一応籍を入れる許可も欲しいしな」

「あっ、そういう事ね、忘れてた!」

「まあ、いいよ、思い出したんなら(笑)」

詩織の実家にも行きたいけどと慶太くんは言ってくれたが、詩織の休みがわからないからまたそれは相談しようと話した。

詩織は広島出身なのでまたゆっくりでOKと慶太には伝えた。

「じゃあ明日、お見送りに行けないけど……」

「ん、大学あるし帰らなきゃいけない、だから次に長期休み取れるからさ」

「わかった」

「また連絡するから」

「はーい、おやすみなさい」

詩織はベッドに入ると

「あっ、松平くんと食事に行く事を話すの忘れた……まあ1度話してるからいっか」