日曜日に遠征を終えて家に戻ってきた詩織はスポーツニュースでバスケの試合のハイライトを見ていた。
慶太は大活躍で最多得点だった。
「良かった……」
“帰ってきたよ、お疲れ様、もう寝るね、また明日“
詩織はコンビニで買ってきた夕食を食べながら慶太にLINEをいれた。
慶太とは話したいとは思うがお互いの試合の日は疲れているから電話はしない事が多い。
それは遠距離になってから自然に決まった事だった。
詩織は寝ないと回復しないからLINEで寝ると言っておけば慶太から電話は入らない。
昔から寝るのが大好きな詩織だし、生理前はとくに眠気に襲われる。
その事に気づいたのも高校時代に慶太が言ってくれたからだった。
あれは高校2年の二学期の期末テストの時だったかな
テストの期間しかデートが出来ない2人はある日学校から1番近くの室内アクティビティの施設にやってきた。
室内で色々なスポーツが出来て体も温まる。
お互い色々なアクティビティを楽しみ休憩をしようとベンチに座っていると
「詩織?」
「ん?」
慶太は腕を回して詩織の体を引き寄せて軽く触れるくらいのキスをした。
「もう〜恥ずかしい」
そう言いながらも慶太の胸に頭をつけていると話さなくなった。
「詩織?」
「……」
「寝てんの?」
「……」
「さっきまで話してたのにな(笑)」
慶太は詩織の体を支えた。
体が温まってほっぺが少し赤い
「ふっ、可愛いな……」
20分ほど時間が経つと詩織はパチッと目を開いた。
「え?私何してた?」
「寝てたよ、テスト勉強しすぎか?」
「ううん、昨日は11時には寝た」
「じゃあ何でだろうな……もしかして今生理前?」
「……そうだね」
まだ体の関係もないのに何でわかるんだろう……



