「トッピング1つサービスするよ、何がいい?」
「いいんですか?」
「もちろん、その代わり友達にも宣伝してもらえると嬉しいな、慶太も昔みたいにバスケ部の友達を連れてきてよ」
「まあ、機会があればな、寮生はあまり外に出れないんだよ」
「そうだね」
「そちらの方も寮生なんだね、スポーツ科って厳しいんだね、普通科はバイトもOKなのに」
「まあな」
「慶太はエビにする?昔よく食べてたでしょ」
「あぁ、じゃあエビで」
「そちらの方は?」
「じゃあコーンでお願いします」
「ぷっ…クックック…ツボる(笑)」
「もう、笑わないで、コーンの何がいけないの?」
いいけどと笑いながら言う。
「もち明太が慶太の注文でよかったよね?」
「あ、私です、おもち好きなんで」
詩織は手を軽く挙げた。
「じゃあ慶太が豚?」
「そうだよ」と慶太が言うと詩織も頷いた。
でも……と悠里が考えている。
「今までもち明太以外食べたことないよね?」
「シェアするからいいんだよ、なっ」
「あ、うん」
「ふーん……しばらくお待ちください」
悠里は下がっていった。
「なぁ」
「ん?」
「後から聞くのも嫌だと思うから言っとくな」
「元カノでしょ?」
「何でわかんの?」
「勘?怜奈から普通科に元カノがいるらしいとは聞いてたの」
「そっか、何で声かけてきたのかわからないけどな」
「そうね、でも昔の事言ってもね、今が大事でしょ!」
「詩織、かっこいいな、おい(笑)」
「そうでも(笑)」
詩織はニコニコ笑った。
「やば、褒めたら嬉しそうだし、コーンもツボるし…コーンはどんだけ好きなんだよ」
1粒が可愛いでしょと訳のわからない事を言っていた。
コーン愛がよくわかる。



