遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる


店を出るとショッピングモールに向かった。

「ん…手」

慶太が手を出してきたのでゆっくり絡ませた。


「恥ずかしいんだけど」

「前のカップルも見てみ?」

制服を着たカップルが手を繋いで前を歩いていた。

「3年生かな?」

「だな、腹減ったー」

「ふふっ、私も」

慶太の買い物を済ませ何を食べるかな〜とウロウロしていると

「慶太」と声をかけられた。

「悠里(ゆうり)か、どうしてここに?」

「去年このショッピングモールに店舗を出したのよ、今日はお手伝い、どう?久しぶりに食べていかない?」

詩織が店を見るともんじゃ焼きのお店だった。

「へぇ、久しぶりにモールに来たし、知らなかったな、じゃあ」

慶太は詩織の手を繋いだまま去ろうとした。

「慶太、うちのもんじゃ好きなくせに、サービスするわよ、そちらの方もどうぞ」

ニコッと笑って詩織の方を見た。



「慶太くん、もんじゃ焼き好きなの?」

「まあ…昔はよく食ってただけだけど他の所に行こうか」

「私、食べたことないんだー、入ろうよ」

「でも…」

慶太は迷っている。

「美味しいから、どうぞ〜」

悠里に言われて2人は店に入った。


奥の席に案内されて慶太とメニューを一緒に見る。


「私の実家の方はお好み焼き屋はたくさんあるんだけどもんじゃのお店があまりなくてね」

「俺が作っちゃる」

「頼もしい、お願いします(笑)」

席にはタッチパネルでの注文になっていて、注文をすると悠里がやってきた。