慶太の洗濯物はすでに乾いていて、出かける時に回していた詩織の洗濯物を干す。
「食事の時間がズレすぎてヤバいね(笑)」
「元に戻さなきゃな」
詩織はそっと体重計に乗ってみた。
「あ〜ん、慶太くん、3キロ肥えてる」
詩織は慶太に抱きついた。
「詩織は俺が抱いた日しか運動してないからな(笑)」
「そっか……じゃあ運動しよっか…んっ……」
珍しく詩織から誘ってきた。
当然慶太もその流れで断わる事はせずに詩織を抱いた。
「詩織の可愛い声が聞けねぇな、ここじゃ」
「うん…」
事後に2人はシャワーを浴びて、買ってきたサラダとステーキを焼いて食べた。
「お金、計算しよう」
ちゃんと2人で約束は出来ていて、基本支払いは慶太くんのカードでの支払い
そして大体半分を詩織が現金で渡すのだ。
「慶太くん、いつまで東京にいる?」
「明日、詩織と一緒に出ようかな」
「別に居ても大丈夫だけど?遠征じゃなかったし」
「それも考えたんだけどな、筋トレしか出来ないからさ、実家に帰って母校で練習させてもらうのもありかなって」
「なるほど、それもいいね(笑)後輩も喜ぶよ」
「翔太んとこじゃホテルに泊まらなきゃな、金いるし大学周りはホテルなくて不便だしな」
慶太は洗濯物をまたスーツケースにしまった。
「よし、俺の準備は出来た!」
慶太は詩織の洗濯物を部屋干しに変えてぼーっとしている詩織を後ろから抱き締めた。
「またしばらく会えないな」
「……うん、楽しかった」
「俺も」
「この指輪さぁ、婚約指輪って思ってもいい?」
「もちろん、石をつけると日にちがかかるからつけれなかったけどな、名前はお互い出さないように(笑)でも相手はいますみたいな感じでよくね?」
詩織の目がうるうるしてきた。



