「お待たせしました」
2人ははめてみる。
「いいんじゃね?」
「うん、かっこいい」
「あの手だけお写真撮らせて貰えないでしょうか」
お店の宣伝に使いたいらしい。
「名前は出ないですよね」
「はい出しません」
じゃあいいかと2人の手を重ねて写真を撮ってもらった。
慶太は自分のスマホも渡して撮ってもらっていた。
店を出て、少し街並みをブラブラと手を繋いで歩き、旅館に戻った。
東京では少し後ろを歩いていたのに、2人は自然に周りを気にせずに歩いていた。
旅館に帰るとたくさん歩いたので部屋の露天風呂に2人で入った。
「なんか、久々にゆっくり浸かったな」
「うん、温泉気持ちいい〜」
「詩織」
後ろから手が伸びて顎にかかると詩織は上を向いた。
「んっ…」
体を後ろに預けると慶太くんからの上からのキス、そして舌もすぐに入ってきた。
詩織も舌を絡ませて慶太にしがみつく。
「あ〜詩織、止まらないかも」
「ご飯を持ってきてもらってからじゃないとね(笑)」
キスを止めて後ろから胸を揉まれる。
「…んっ、我慢できなくなっちゃうからぁ」
「もう出来ない、足で挟んで…っ」
2人は露天風呂から出た。
お風呂周りには横になれるような長い木の椅子が置いてあり2人は座って抱き合った。
貪るようにキスをたくさんした。
またしばらく会えなくなるとお互いに思いながら……
夕食が運ばれるまでになんとか落ち着き名古屋での最後の夕食を食べた。
慶太は朝食をキャンセルする事を食事を運んでくれた方に伝えた。
「朝ごはん食べないの?」
「きっと起きれない…」
詩織は不思議そうな顔をしたがその意味は食後に知る事となる。



