遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる


「お母さんのお弁当食べて出かけようか」

「うん…」

「このね、タコさんウインナーはいつも私がリクエストしていたんだ〜」

「ふっ、子供じゃん」

「今はパリッとが美味しいし、好きだけどお弁当だけは赤ウインナーを入れてってお願いしてたんだよ、何故かわかんないんだけどね」

「俺知ってる」

「何で!」

「お母さんが言ってた、普通のトマトは大好きなのにプチトマトは嫌いだから彩りの赤がないといったら詩織が赤ウインナーにしてって言ったって」

「……あ〜そうだ」

「緑はブロッコリーは嫌いだから枝豆だって」

「その通り!」

「詩織はすぐ忘れるから気にしなくても大丈夫って言ってくれた」

「むぅ」

食べながらでも頬を膨らます詩織だった。


「ご馳走様でした、慶太くん、支度してね」

「うん」

2人はおりづるタワーへ向かった。

荷物を預けて屋上展望台へ…

ウッドデッキの展望スペースで広島の街が見下ろせるから2人は座って景色を楽しんだ。

そして専用の折り紙で折った鶴を投入できるおりづるの壁

「世界の平和を願うけどさ、自分達の願いも込めようよ」

詩織が笑顔で言った。

「たくさんありすぎてさ」

「確かに(笑)」

「やっぱりオリンピックかな」

「NBAじゃないんだ」

「もちろんそうだけどNBAの選手くらい活躍しないとオリンピックで勝てない、だから俺は上を目指す」

「私もオリンピック(笑)」

「まつだいらと?」

「だから〜(笑)そうね、あと3年…2人でオリンピック選手になれてたらいいね」

「よし、折ろう、折り方教えてくれ」

「知らないの?」

「折ったことねぇもん」

「じゃあ真似っ子してね」

「何だ真似っ子って可愛いな」

「ん?真似っ子、真似っ子(笑)」

詩織の折るのを真似して2人はおりづるを完成させた。

「落とすよ、せーの!」

2人が折ったおりづるは世界の平和を願うと共に2人の願いも込めて壁に投入したのだった。