由良君の家までの道のり。
真っ赤な夕日を浴びながら
手を繋いで帰った、帰り道。
由良君は言った。
『綴がしんどいときは
いつでも、うちに来ていいから
後、何かあったら、俺呼んで
すぐ、綴のとこに行くから』
『……どうして、そこまでしてくれるの?』
『綴が好きだから』
ゆっくりと私に顔を向けた由良君は
表情ひとつ変えずに、すんなりと答えた。
私も表情を変えることなく
黙って、由良君を見返した。
『笑ってて欲しいから
自分に、出来ることをしたいだけ』
『…』
あっさりと告げられた『好き』の言葉。
だけど、それが軽々しい気持ちで
口にしたものじゃないって
特別な好きだって
本気だって
私には、ちゃんと伝わっていた。
繋がれた手から伝わる熱と優しさが
向けられる慈愛に満ちた眼差しが
言葉よりも強く、それを物語っていた。
『……あのね、由良君』
嬉しかった。
好きだって、言って貰えて。
そんな風に想って貰えて。
私も、由良君が好きだったから。
真っ赤な夕日を浴びながら
手を繋いで帰った、帰り道。
由良君は言った。
『綴がしんどいときは
いつでも、うちに来ていいから
後、何かあったら、俺呼んで
すぐ、綴のとこに行くから』
『……どうして、そこまでしてくれるの?』
『綴が好きだから』
ゆっくりと私に顔を向けた由良君は
表情ひとつ変えずに、すんなりと答えた。
私も表情を変えることなく
黙って、由良君を見返した。
『笑ってて欲しいから
自分に、出来ることをしたいだけ』
『…』
あっさりと告げられた『好き』の言葉。
だけど、それが軽々しい気持ちで
口にしたものじゃないって
特別な好きだって
本気だって
私には、ちゃんと伝わっていた。
繋がれた手から伝わる熱と優しさが
向けられる慈愛に満ちた眼差しが
言葉よりも強く、それを物語っていた。
『……あのね、由良君』
嬉しかった。
好きだって、言って貰えて。
そんな風に想って貰えて。
私も、由良君が好きだったから。


