最初に言う。


正味学校生活なんて慣れたもの。

あとは弁当でお腹を満足させて、帰路に着くだけ…


「恋…

したことなかったな…。」

桜の花びらがひらひらと弱そうに舞い、ノートの左上端に着地した。


そういえば、と昔のこと振り返る。

2人は井戸端会議中。

新しく学級(クラス)が変わったから
それの変化について


みんな現実みてるなぁ…
わたしは過去ばかり追いかけて…

記憶を追いかけてばかりだ…。


隣の家の窓の灯りがついた瞬間、嫌な気分になる。


元々自分の家が寂れた田舎町にあるのもそうだけど、
なんか血の匂いがする。


ミステリーサスペンスっぽくなったけど。


だがわたしは探偵でもない、憶測の話。


こんな田舎町に隣の家が気になるって異常なのかな。

なんか無機質なんだよね、構造というか、見栄えが。
田舎町にそぐわない。前の家は瓦屋根のついた、
竹の玄関口で和風だからかな。。