ある日の夜だった。
明るいのが気になって静かに外に出てみたのだ。
周りは、野次馬ばかりでがやがやと騒がしい。
そして…野次馬の奥を見てみれば。
……っ?!!?
……はっ?は……、うそだろ…?
「うそ…だ……っ。
___れのん!!さそら!!」
悲鳴のように叫んだ。
目の前のお屋敷のような雲雀家は炎に包まれ、轟々と燃えていたのだ___
「うわあああ……っ!!うそだ…っ、ウソだぁぁぁ…っ!!!」
もう絶対助からないと思った。
俺は生まれた時からずっと一緒の幼馴染を失ったと思った。
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「れのん……っ、さそら……っ!!」



