「どうやら本当に周は幼馴染で真実を全て知ってるみたいだな。」
静かに周の話と私の反応を伺っていた漣空が口を開いたが、彼が何を考えてるのかさっぱり読み取れない。
動揺さえもしてないように感じられる。
そのせいでまた私の心はぐっちゃぐちゃ。漣空はこの真実をどう思ってるの……?
酔ったみたいに頭がグワングワンする。
「信じてもらえたようで何より。信用も得たことだし、全てを2人に話すけど、」
「……やだっ!!やめて!話さないで……っ!」
私たちが黙ったのを見て納得したと勘違いしたのだろう。
思わず遮って周を睨みつけた。
…もういい、いやだ。漣空と私は高校で初めて出会った。
やっぱり絶対双子なんかあり得るはずがない。
信じられるほどの証拠は揃ってるし頭では真実だってわかってるけど……どうしても、どうしても、心が追いつかない。
信じられないんだ。
まだ私たちが赤の他人だという証拠を探そうとしてしまう。



