「……。…あぁ、そうだよ。彪乃漣空と蓮海恋暖は正真正銘血の繋がった双子だ。そして…全てを二人に説明に来た。」
___ほらね。
周は静かに、だけど力強く肯定した。
頭を鈍器で強打されるように鈍い痛みが頭全体に広がった。
これ以上現実を見たくなかった。
「……ぇ、ねぇ…っ!うそ…、でしょ……?」
私たちが双子なとこも、周が仕組んだことも……全て嘘でしょ……?
これは……悪夢、私が見ている夢なんでしょ……っ!?
縋り付くように周を見るが叶うはずもなかった。
気まずそうに首を横に振った周は静かに口を開いた。
「………。悪かった、こんなのバカで最悪なことしたってわかってる。……でも、こんなお互いを愛し合ってるような姿を見て、まじで焦ったんだよ…。」
周をよく見てみれば、いつも何考えてるか分からないポーカーフェイスがらしくなく崩れていた。
……周は何でそんなに苦しげな表情をしているの?
「………。お前は何で俺と恋暖が双子だって知ってんだよ。あとあの記事は本物?」
「……俺と2人の関係は幼馴染。家が向かいだった。記事は本物で調べたから真実もすべて知ってる。」
「……え、家?」
「そ。恋暖は知ってると思うけど向かいのあの広い空き地。…もともとお前らの家だよ。」
「……う、そ、でしょ…?」
血の気がサァッと引いていくのを感じた。
急に話が現実味を帯びたからだ。
周の家は昔からよく行っていた。
寧羽や桃萌と4人で遊んだり、勉強したりするのも全部、周ん家だったから。
……もちろん、周の家の向かいにかなり広い面積の空き地があることも見慣れた景色になるくらいには見たことがあった。



