BLACK ROSE ___歪んだ純愛





『はぁ……っ!?!付き合った!?』

『ほんとなの!?れの!』


『……っ、……。』


あれから寧羽と桃萌と周に報告をすれば。
予想通り、叫び声が返ってきた。




『……うるさい、ここ駅だよ。』

『そんなこと言ってる場合じゃないわよ!!ねぇ!どういうこと?好きだったの?!数日前のあれはウソ!?』



……うん、めんどくさい。
やっぱり報告なんてしなきゃよかった。

詰め寄ってくる2人、特に寧羽にげんなりしながらもしょうがなく答えることにする。





『……別に嘘じゃないもん。襲われた後に告られて気づいたから。』


『……???』

『やっぱ、恋暖は普通の人間じゃないわね。どこからツッコんであげればいいか分からないわよ。』


……おい、私は普通の人間だよ。そっちこそ失礼すぎだわ。

寧羽の言動はいちいち頭にくる。

そして、それを悪いと思ってないからなおいらつく。




『……はぁ。いいよ、最初から説明する。』


さすがに説明を省きすぎたかと反省して、嫌々口を開いた。

なんで話したくないって?



……だって怒られそうじゃん、また。



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『え〜〜?!』

『……はぁ、何でまたそんなことに。』

『さすがにカオスすぎねぇ?』