「……え?」
あまりにも突然過ぎて何を言われたのか上手く認識できなかった。
え……す、すき……?すきって…??
LOVE??
「玄関で出会ったあの瞬間から……真っ直ぐに俺を見てぶつかってきてくれた恋暖は俺にとって眩しい光で大切な存在なんだよ。」
真っ直ぐで強い瞳は熱っぽく、私の心臓を掻き荒らすのには十分だった。
バクバクする、高熱が出てると錯覚するほどに体が熱い。
「……っえ、あ、えっと…っ、…?」
「恋暖は俺のことどう思ってんの?」
「え……?」
私が彪乃漣空をどう思ってるか?
そんなの嫌いに…………、いや、違う。
もう嫌いなんて言えるわけない。というか、思ってもない。
これは決して、同情ってわけではない。
最初は放っておけないから構ってただけなのに、いつの間にか1番本音を話すのが楽な相手になってたかも……。
私が放っておけないから、助けたいからなんて言っておいて何1つ私は彼のことを救えてなかった。
むしろ私が……孤独から解放されてた……?
私、この人のことが___



