BLACK ROSE ___歪んだ純愛

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「…恋暖。」


最初から最後までクソすぎだった周防飛鳥という嵐が去った後、私は彪乃漣空に連れられ自教室に戻ってきた。

そして、席に座り、真っ直ぐ見合っている今に至る。





「……っ、っあ、え……っと。」



……彪乃漣空すごーい!なんて感心していた場合じゃない。

やばいやばいっ!私のせいだし絶対こんなとこいちゃだめだった…!助けるつもりが逆に迷惑かけて最悪なことしてんじゃん…っ私!


キョロキョロと必死に目を合わせないように視線を動かす。




「……はぁ、周防飛鳥相手にあれだけ喧嘩売って、言いたいことはあるけど。」

「………。」


…はい、ごめんなさい。イラついたら止まれませんでした。

何を言われるんだろうと黙って俯く。





「とりあえずまず、どうしてあそこにいたわけ?知ってたの、俺を襲撃しようとしてたこと。」



怒られなくてほっとした反面、心底不思議そうな真っ直ぐ瞳に見つめられ、いたたまれなくなる。






「……。…ほんとにごめんなさいっ!!3年の人が彪乃漣空をボコボコにするとか言ってたから……、これ以上、優しいあなたの手を黒くしたくなかったの…。」



繁華街にいたときの事も見てたから……なおさらに。





「……っ?!……ははっ、あの時も見られてたのか。」


何か吹っ切れたような、諦めたような乾いた笑みをこぼした彪乃漣空に全てが申し訳なくなる。




「…うぅ、ごめんなさい。盗み聞きしたのも、今日の事も。絶対余計だったよね……そのせいで……殴られちゃったし…痛かったでしょ…?」


ほんと後悔しかない……大人を1番に呼べばよかった……。

1人で止めてやるって何言ってんの……?バカバカッ!!




「そんなことない、殴られたとこももう痛くねぇし。むしろお礼を言いたいくらいだから。ありがと、俺をこれ以上堕とさないでくれて。」


「えっ?あ、ううんっ。……でも本当にごめんね…。絶対痛かった、私のせいで…全く助けられてない…っ。」


なんてお礼を言われるがそんな事があるはずない。……普通罵られる方だよ私が。


本当にごめんなさい。私のせいで……っ、