「……そう?ま、よく分からないけど結局は最初とは違って結構彪乃漣空に対して好意的な気持ち抱いてるんじゃないの?」
この人はどれだけ否定しても彪乃漣空と私が恋愛関係にあると思い続けているようだ。
「……っ!それは違うよ!!放っておけないだけ!断じて好意はないっっ!!お願いだから理解しろ〜!!」
……うん、ありえない。
あんな人を……好きになるなんて。
ただ放っておけないだけなんだよ、何でわからないの?この気持ちが!!
「……超能力を持ってるわけでもあるまい簡単に言語化できてねぇ気持ちがわかるかよ。」
ほんとにさっきからさ、周ひどくない?
私に毒吐くためにここにいるんですかーー!?
「あはは……でもれのも彪乃くんも優しいってことは分かったよ!」
「……っ!!!」
桃萌には通じた!?よかった〜〜〜っ!
私の話をわかってくれる人がいたんだ!!!
「喜んでるとこ悪いが根本的には理解されてねぇと思うけど?」
ほっとして半分感動の涙を流しながら桃萌に抱きついたが、結局周によって理解されてないと否定され終わったのだった。



