BLACK ROSE ___歪んだ純愛




もちろん聞きたくない音。


それはチャイムのことだ。



この音は全てやってことをブチ切るアイテムだから嫌いだ。




今だって話を遮った上、憂鬱な時間の始まりを告げた。





「あーあ、じゃ席戻るかぁ。」

「そうね。」
「あぁ。」

「うんっ、また後でね〜。」




そう言って私たちは各々の席に戻り、教壇の上へ担任が立った。




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「2年6組の担任になりました。松村です___」


始業式後のLHR。
始業式中発表された新担任の自己紹介を適当に聞きながら内心他のことを考えていた。 




後ろの席でラッキ〜じゃんツイてる〜。

まぁ……隣の人がいないしよくわかんないから席的に微妙か……。


隣誰なんだろ……初日から休みとか結構ダメージありそ〜まぁ、どうでもいいんだけど。




__数秒後にはこんな呑気にしている場合でもなかったと思い知ることになる。





ガラッガラガラッ



ドアのガラス張りの部分から人の影が見えたと思ったら、ドアが大きな音を立て、ある一人の男子生徒が入ってきた。





「……っ!!!?」




あの人が入ってきたため音一つなくなったこの教室で、思わず立ち上がりそうになった。




入ってきた男は見覚えがありすぎたのだ。






だって…………だって…!!