私は今日も、知らない


いけないいけない。

また、弱気になるとこだった。

「あのさ、優紀」

「なに?」



私に取ったら、あんまり言いたくないこと。

でも、少しだけ、優紀に勇気をもらいたかった。


「今日、お父さんに話そうと思う。自分の口から」

私の、やりたいことについて。

お父さんは、きっと、賛成してくれる。

だけど、ちょっと言いにくい。



「そっか。頑張って」

優紀は、私を励ますような、笑顔をくれた。

「ありがと。頑張る」



私のやりたいことって?

それは…