「恭花、舞、見てみて!」
あたしと舞に、バタバタと近づいて来たのは衣緒だ。
「衣緒おはよ」
「おはよ」
クリスマスパーティーをするのも、舞と衣緒の2人。
男子組は、大ちゃんと舞の彼氏と衣緒の幼馴染みなんだけど。
「ねぇ、見てよコレ!」
そう言って衣緒は、あたし達に雑誌の1ページを見せる。
なんだろ?
「ふぁ、ファーストキスの平均年齢?」
「あたし14だな」
ま…舞ったらあっ!
「あたしまだなのにぃ!」
「ちょ、衣緒うるさい」
「恭花はいつ?」
え゛…。
あ、あたしに話を振らないでよ。
「ん、顔赤いよ?」
「お。以外にも経験済みなわけね」
「…え、いや…その」
…何て言えばいいのやら。

