木がゆらゆらと風に吹かれて揺れている

今日も昼休みのこの明るい雰囲気のなか一人で外を眺めている

いつまで続くんだろうか、、、　私はいつまで一人なんだろうか、、、



「星川さん　友達はできましたか？」

私はこの言葉に顔をしかめる、今一番言われたくない言葉だ

もう新学年が始まって一週間以上経ってるのにいつも昼休みに空を眺めているせいだろうか？

担任の先生はずっと心配に思っていたんだろうな…

なんにも知らない今年この学校に来た先生だ、当たり前だ



「私友達なんていりません、一人で景色を眺めるのが好きなので」

つい勢い余って一ミリも思ってすらいないことを言ってしまった

「そうなの、確かに景色眺めるのっていいわよね、」

その一言を残して先生は去っていった



さっきよりもどん底に落ちていく

心のなかで唱える「私は1人でも大丈夫　私は1人でも大丈夫」
｢私は1人でも大丈夫 私は1人でも大丈夫｣

そんな中でチャイムが鳴り地獄の時間は幕を閉じた