嫌いなものは病院なの

悠馬side


午後の勤務中、潤からの連絡が来た。

<玲菜荒い呼吸で寝てた。熱は37.8℃、本人曰く「ちょっとしんどいだけ」らしい(笑)とりあえず何か食べさせるから必要なもん用意お願いします!>
「なにが“ちょっと”だよ」

熱があるからな、、、。
勤務後とりあえず必要そうなものをカバンに入れて帰路につく。

「ただいまー」
潤「あ、おかえり!」
「ごめんなー助かったよホント。で、玲菜は?」

寝てるらしいから先にご飯を済ませることに。


「さてと!行きますか!」
治療道具一式持って玲菜の部屋に行くとハァハァと苦しそうな寝息の玲菜。

「れなー。大丈夫かー?」
玲「ゆ、くん、、?おかえり」

どうせ嫌がるだろうからウトウトしてる間に体温計を挟んだ。
「玲菜、今暑い?寒い?」

玲「んー!これ嫌!いらない!」
気づいたか(笑)
「いるの!暑い?寒い?どっち??」


玲「ん、、さ、むい。気がする」
潤「寒いかー」

体温は38.6℃。これ以上はキツイな、、、。

玲菜から少し離れて潤とコソコソと相談。
「さっさと検査だけして下げてあげないとかなー」
潤「ですねー。できるかな?」
「やるんだよ。俺やるから固定お願いな!」

玲「ねーやだよ?大丈夫だから痛いことしないでね、、、」
やっべ!もう半泣きだよ!

潤「玲菜寒いならお布団しっかり被っとこうか!」
布団で玲菜の身体を巻き巻きする潤。なるほど!

「あったかそうでいいねー!ごめんだけどちょっと頑張ろうねー」
インフルの検査キットを用意した途端

玲「!!!!っちがう!やだ!それしないのーー!!やだやだやだやだ!!!(泣)」
潤「玲菜、すぐ終わるから。ちょっと動かないよー」

恐怖の目で俺を見つめる玲菜。。。心が痛い。

「いやだよなー。ごめんなー。」と言いながら長い綿棒を抑えられてぐちゃぐちゃになった玲菜の顔に近づける。
鼻に入れると同時にものすごい叫び声。

玲「ぐぁーーー!やーーーー!!!泣)いだーーい゛!!!」
潤「痛いなーもうちょっと!頑張れー!」

みるみるうちに玲菜の顔が真っ赤になっていく。
「はい!頑張った!えらかった!!」

「もうや!もうや!いや!!」とパニックの玲菜を潤が宥めてくれる。


玲「もう絶対ヤダから!!」
「そんな怒るなって(笑)ごめんごめん」

プンプンお嬢の機嫌が落ち着くまで悪者は退散(笑)
「落ち着いたら呼んでー」


潤side



玲「なんで潤くんも離してくれなかったの!!ヤダって言ったのにー!!」

怒りが収まらないお嬢だったけど、泣いた分体力を消耗したのかすぐにウトウトし始めた。

玲「痛かった、、、」
「うん、痛かったな」
玲「イヤ、だった、の、、」
「うん、イヤだったな」
玲「も、しな、ぃ、、、zzz」

寝言なのか何なのかよくわからないけど。(笑)

「とりあえず寝たよ!」
悠「お、サンキュ!怒ってたろ?(笑)」

「まぁでも疲れて半分寝ながら怒って、そのまま寝た(笑)」
悠「玲菜らしいや(笑)」