遥くんから醸し出される、のんびりした雰囲気に飲まれてつい言ってしまったけど、遥くんは大和くんに次ぐ2組の組長。スイッチが入るとめちゃくちゃ怖いに違いない。
(どうしよう!言い過ぎちゃった…!)
後ろを気にしながら逃げていると、突然腕を掴まれた。腕を掴んでいる相手の顔を見た私は言葉を失った。
(緑のモヒカン!)
「紗理奈チャン見つけた〜」
「離してよ!」
「今度こそ連れて帰るからね〜ピ──してピ──して遊ぼうね〜」
(きっっっも!!)
必死に抵抗するも、力強く掴まれていて離れない。試合と歓声で私の声はかき消され、周りの人は試合に集中していてこっちを見ていない。絶体絶命だ。
「離してよ!このモヒカンクソ野郎ぉぉぉ!!」
「ンガッ……!」
大声で叫んだら緑のモヒカンが倒れた。
(どうしよう!言い過ぎちゃった…!)
後ろを気にしながら逃げていると、突然腕を掴まれた。腕を掴んでいる相手の顔を見た私は言葉を失った。
(緑のモヒカン!)
「紗理奈チャン見つけた〜」
「離してよ!」
「今度こそ連れて帰るからね〜ピ──してピ──して遊ぼうね〜」
(きっっっも!!)
必死に抵抗するも、力強く掴まれていて離れない。試合と歓声で私の声はかき消され、周りの人は試合に集中していてこっちを見ていない。絶体絶命だ。
「離してよ!このモヒカンクソ野郎ぉぉぉ!!」
「ンガッ……!」
大声で叫んだら緑のモヒカンが倒れた。



