ヤンキー高校に転入した私

大和は呆然と立ち尽くしていた。気づけば紗里奈が着ていた自分の学ランを大切に胸に抱いていた。

好きだって言われなかったか?聞き間違いか?いや、絶対言ったよな?え?まじで?薫が振られたって言ったの本当だったのか?あいつが好きなのは……薫じゃねーの!?

大和の頭の中は混乱を極めていた。