(悩んでても仕方ない。もう言っちゃおう!突撃だ!)
その日の休み時間、私は意を決して大和くんのところへ向かおうと席を立った。しかしそんな私の決意を打ち砕くかのように、呑気な声が教室に響いた。
「大和く〜ん。」
ヅカヅカと教室に入ってきたのは、2組の遥くんだった。
「ねーねー、もうそろそろ試合しよー?転入生ちゃんが慣れるまで延期って言ってたけど、もう大丈夫だよね。」
遥くんは教室を見回して私を目に留めると机を飛び越えて私の前に立った。
「紗里奈、学校慣れたよね?」
「あ、えっと……うん。大和くんと遥くんのおかげで慣れたよ。本当にありがとう。」
「俺と大和のおかげだって〜女の子に褒められるのは嬉しいね。」
遥くんはひょいひょいと机を飛び越えて、窓際の大和くんの席へ向かう。
「ねー試合やろーよ〜」
「うるせーな、わかったよ。」
大和くんがつぶやくと、教室の中に歓声が上がった。
「紗里奈も出るの?あ、2組に来る?俺はいつでも待ってるよ。」
「こいつは1組だ。」
「ねー、せっかくだから今からやんな〜い?」
「授業がある。」
「あー1組ってそーゆー組でしたねー。んじゃ、放課後〜」
遥くんがヒラヒラと手を振って去って行くと、教室の中は大騒ぎになった。
「試合って何?」
私は近くにいたクラスメイトに聞いた。
「クラスの順位を決める戦い。簡単に言えば喧嘩。最後まで残っていた人数が多い方が勝ち。」
「1組と2組で喧嘩するってこと!?」
「そう!いや~久しぶりだぜ!」
小競り合いのような場面は何度も目撃したけれど、組対抗の喧嘩なんて想像もつかない。
「紗里奈も出るか?」
「喧嘩なんでしょ?」
「紗里奈ならできそうじゃね?」
「強そうだもんな。」
「どーゆー意味よ!」
「うわ、こえ〜!」
喧嘩はできないと思うけど、1組の一員として認められているのは嬉しい。私の心はポカポカと暖かくなった。
その日の休み時間、私は意を決して大和くんのところへ向かおうと席を立った。しかしそんな私の決意を打ち砕くかのように、呑気な声が教室に響いた。
「大和く〜ん。」
ヅカヅカと教室に入ってきたのは、2組の遥くんだった。
「ねーねー、もうそろそろ試合しよー?転入生ちゃんが慣れるまで延期って言ってたけど、もう大丈夫だよね。」
遥くんは教室を見回して私を目に留めると机を飛び越えて私の前に立った。
「紗里奈、学校慣れたよね?」
「あ、えっと……うん。大和くんと遥くんのおかげで慣れたよ。本当にありがとう。」
「俺と大和のおかげだって〜女の子に褒められるのは嬉しいね。」
遥くんはひょいひょいと机を飛び越えて、窓際の大和くんの席へ向かう。
「ねー試合やろーよ〜」
「うるせーな、わかったよ。」
大和くんがつぶやくと、教室の中に歓声が上がった。
「紗里奈も出るの?あ、2組に来る?俺はいつでも待ってるよ。」
「こいつは1組だ。」
「ねー、せっかくだから今からやんな〜い?」
「授業がある。」
「あー1組ってそーゆー組でしたねー。んじゃ、放課後〜」
遥くんがヒラヒラと手を振って去って行くと、教室の中は大騒ぎになった。
「試合って何?」
私は近くにいたクラスメイトに聞いた。
「クラスの順位を決める戦い。簡単に言えば喧嘩。最後まで残っていた人数が多い方が勝ち。」
「1組と2組で喧嘩するってこと!?」
「そう!いや~久しぶりだぜ!」
小競り合いのような場面は何度も目撃したけれど、組対抗の喧嘩なんて想像もつかない。
「紗里奈も出るか?」
「喧嘩なんでしょ?」
「紗里奈ならできそうじゃね?」
「強そうだもんな。」
「どーゆー意味よ!」
「うわ、こえ〜!」
喧嘩はできないと思うけど、1組の一員として認められているのは嬉しい。私の心はポカポカと暖かくなった。



