東宮様は他の女御と同じくらいの頻度でお召しになって、尚侍としては異例な厚遇をなさいました。 …しかしそれは、誰もが承知していたこと。 不満を言う人などいないようです。 私は相変わらず、月の半分くらいお召し頂いております。