その女院様も、五十歳で安らかに崩御あそばしました。 その葬儀には、身分を問わずあらゆる者が参列したため式場には入りきれず、何重にもなって人々がお見送り申し上げたのでした。 女院様の所へ通っていた子供達は、男の子は役人に抜擢され、女の子は素晴らしい縁に恵まれました。 人々は、女院様のことを弁財天様の生まれ変わりでいらしたのではとまで噂したということです。